2012年5月27日日曜日

かっぱのテロ行為

昨日の夜に起こった出来事です。

台所の引き出しを開けてみると、

何かいます。





かっぱ。

かっぱがいました。

なんとも挑発的な格好で、こちらを見ています。







許せない。

犯人はすぐに分かりました。

母です。

最近、アイスのしろくまくんにハマり、食べてばかりいる母(53)が犯人です。

鶏肉の皮が嫌いで、いつも私のお皿に乗せてくる母(53)が犯人です。

これは、立派なテロ行為。

愛らしい眼で、人間を信じきってしまったせいで、

こんなテロ行為に利用されたかっぱ君が、かわいそうで仕方がありません。



それに、これを許してしまったら、

たちまち我が家のキッチンは崩壊するに違いありません。

調子に乗った犯人が、次々に変な小物を飾り立てるかもしれません。

我が家の(インテリアの)風紀は、この私が守るしか無いのです。


そう決意し、かっぱ君を返却しようと、

私は、敵のアジトである母の部屋に侵入しました。

目には目を。歯には歯を。です。

とんでもないところに置いてやろうと考えたのです。

しかし、

母の部屋は、さまざまな小物をごちゃごちゃ…あ、いえ、

賑やかに飾り立てているため、

どこに置いても馴染んでしまい、返してやった感が薄い。

いやむしろ、母は返された事に気付かない可能性もあります。

私は困り果てました。

手には、人間の欲望の渦に巻き込まれ、疲れ果てたかっぱ君。

仕方ありません。

せめてもの労いです。ふかふかの母のベッドで寝させてあげましょう。



もう戻ってくるんじゃないぞ。

「ありがとう、まいさん。」


そう声をかけ、敵のアジトを後にしました。

実に手強い事件でした。







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